2倍と4倍の法則
ポットオッズ
インプラインドオッズ
ポーカー界では有名な法則です。なので、知ってる人が多いと思いますが、おさらいします。
2倍と4倍の法則とは、自分のハンドを強くするカードが出る確率を簡単に計算してくれる法則です。簡単な計算なので少しのズレはありますが非常に参考になる確率です。
テキサスホールデムでは、自分のハンドを強くするカードをアウツと呼びます。
例えば、A♧K♧を持っているします。
フロップがJ♢5♢2♧だとすると、
♧(9枚)、A(3枚)、K(3枚)、がアウツです。
この場合、A♧K♧は、
フロップがJ♢5♢2♧だとJ52のヒットやポケットペアに負けていますが、ターン以降でボードにアウツが出れば逆転できそうです。気になるのは、アウツが出る確率はどれぐらいあるのか。
ここで活用するのが「2倍と4倍の法則」です。
使い方は、
ターンとリバーが残ってるなら
アウツの枚数×4
リバーだけ残ってるなら
アウツの枚数×2
と言った感じで例を挙げます。
先程の例のA♧K♧は、
フロップがJ♢5♢2♧だと
アウツになるカードは、A(3枚)、K(3枚)、合計6枚のアウツがあります。そして、この時点ではターンとリバーが残ってますので、
アウツ枚数6×4=24
アウツが出る確率は約24%です。
ターンに進みJ♢5♢2♧9♧だと
先程の例のA♧K♧は、
アウツになるカードはフロップ時点のA(3枚)、K(3枚)、合計6枚に加えて、♧(9枚)、合計15枚のアウツがあります。そして、この時点ではリバーだけ残ってますので、
アウツ枚数15×2=30
アウツが出る確率は約30%です。
以上が「2倍と4倍の法則」です。
ポーカー界では有名な法則です。なので、知ってる人が多いと思いますが、おさらいします。
オッズとは、投資した金額に対して、儲けがどのくらいあるかというものですが、テキサスホールデムポーカーでよく使用するオッズには、ポットオッズとインプライドオッズがあります。
ポットオッズとは、投資(コール)に対して儲け(ポットの合計)がどのくらいあるかというものです。
例えば、$10のポットに$5のベットがされたとします。
この場合は、$5の投資(コール)で勝利とすると、儲けは$20(ポットの合計)となります。ポットオッズは4倍です。
ポットオッズが4倍ということは、4回に1回勝てる勝負をすると儲けがちょうどゼロです。なので、4回に1回以上勝てると儲かり得をして、4回に1回以上勝てないと儲からずに損します。このポットオッズが4倍という場面では、必要な勝率は25%です。
オッズよりも勝率が高い状況は「オッズに合う」と表現されてます。
インプライドオッズとは、投資に対して最終的な儲けがどれぐらいあるかというものです。最終的な儲けとは、フロップやターン時点の単体でなく、ターン、リバーでのベットも含めるということです。
例えば、ハンドがJ♧T♧、フロップがK♧Q♡5♢、$10のポットに$5のベットがされたとします。
このフロップ時点では、負けている可能が高いですが、ターンかリバーでA(4枚)か9(4枚)が出れば逆転できます。
A(4枚)か9(4枚)は、アウツ8枚です。ターンで出る確率は8枚×2=16%です。
ポットオッズは、4倍($5で$20の儲け)なので、必要な勝率は25%です。
この状況は、ポットオッズに合っていないです。
しかし、ターンでアウツが出て逆転できて、こちらの$15のベットにコールされるとします。
インプライドオッズは、7倍($5で$20+$15=$35の儲け)なので、必要な勝率は14%です。
この状況は、インプライドオッズに合っています。